
こんにちは、義貞です。
本日はセブの観光地であるサントニーニョ教会をご紹介します。フィリピン人は敬虔なキリスト教徒として世界的に知られていますが、もともとはマレー系のイスラムが主流でした。
大航海時代にスペインが香辛料を求めてアジアへ航海した際に、有名なマゼランがセブの東沖合であるマクタン島へ辿り着きます。
当時のスペインは最強艦隊として、大砲などを武器にフィリピンの統治を進めていきます。その際にマゼランはセブ王国の女王にサント・ニーニョ像(幼きキリストの像)を贈ります。そして、その像を納めた場所が、フィリピン最古の教会であるサントニーニョ教会です。
日本の時代背景としては、信長が登場する安土桃山時代に重なるわけで、日本へもポルトガルの使者たちがキリスト教の布教と香辛料の獲得を目指してやってきました。それを考えるとだいぶ古い教会だということが分かります。
このサントニーニョ教会はセブのダウンタウンであるコロンストリートの近くにあります。コロンストリートは賑やかな通りですが、ローカル色が強く、あまり観光客がいる場所ではないので行く時は少し注意する必要があります。
ただフィリピンの歴史を知るための場所としては、やはり教会は外せないので、セブに行った時は是非訪れることをおススメします。
このサント・ニーニョを祝う祭りとして毎年開催される「シヌログ」というお祭りがあり、それも大変な賑わいをみせるので一度参加してみると楽しいでしょう。

![]() | 価格:3,000円 |
