フィリピン、グアム、ハワイとアメリカ


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どうも、義貞です。

今回はスペイン帝政の時代から少し時を巻き戻していきたいと思います。どんな帝国も永遠に繁栄することはありません。帝国は少しずつ内部から壊れていき、そしてドラスティックに変わります。帝国が衰退する際には、また新しいパワーを持った国が出現してくるのが歴史の常です。

フィリピンとメキシコを繋ぐガレオン貿易によって大繁栄を築いたスペインですが、大航海時代の競争は激化し、イギリスやオランダ、フランスなどの勢力が拡大していきます。それとともに、メキシコやフィリピンでは独立を求める声が徐々に大きくなり、フィリピンでは革命家のホセ・リサールやエミリオ・アギナルドなどが登場してきます。

メキシコがスペインから独立を果たすと、いよいよスペイン帝国は崩壊していきます。新大陸アメリカをめぐる戦いが激しくなっていくとともに衰退し、アメリカ自体が新しい国家として台頭した時には、スペインは覇権国の地位を退かざるを得なくなります。

19世紀には米西戦争が勃発し、フィリピンもそれに巻き込まれます。フィリピンは海洋国家で、太平洋にむき出しで面していたというところに不幸があります。19世紀の戦いは海洋国同士の覇権争いであり、アジアから太平洋に出ていくまさに絶好の場所にフィリピンはあるのです。

スペインとの戦争に勝利したアメリカは、グアムとともにフィリピンを獲得します。アギナルドもせっかく米国に協力してスペインに勝ったと思ったのもつかの間で、さらに米国から支配されるという時代に突入するのです。大航海時代が終わり、帝国主義と植民地主義の時代が始まります。

ハワイも、グアムも、フィリピンも圧倒的な力によって米国の軍門に下ります。スペインからアメリカへと最強の帝国に立て続けに支配されるという本当にアンラッキーな歴史を歩んでいるフィリピンです。

多数の島数によって統一国家としての体を成せず、繁栄のおこぼれをもらえるマニラと抑圧によって怨念が溜まるミンダナオという歴史も作られてしまいました。マニラの中心であるマカティでホテルに泊まると、悲しいくらいアメリカナイズされているのを感じることができます。アメリカナイズされていて、明るくてフレンドリーで、しかし融通が利かないところがあり、それでいて緩い空気感がありながら、どことなく危険な感じを覚えるマニラ。

セブに対しては素直に好きな場所と言えるのですが、マニラに対してはちょっと微妙な感じになってしまう。クアラルンプールやバンコクなど他の東南アジアの大都市と比較しても、なぜか違った空気を感じてしまうのは、やはりフィリピンが独特の歴史を経てきているからなのでしょう。

投稿者: 海外侍 義貞

こんにちは。海外侍の義貞です。Cebu Samurai Warriorsの管理人です。 このサイトでは効率的な英語学習とフィリピン・セブ留学、オンライン英会話の有効性などをメインに紹介していきます。TOEIC 885点。主にユーロ圏との貿易仕事をしているのでマルタ島にも興味あります。シェアリングエコノミー、AI、データサイエンスを駆使した農業も行っていく予定。

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