
どうも、義貞です。你好我叫義貞。
最近は家にいる時間が増えたので、これを機会に中国語を勉強し始めました。アメリカ在住の中国人の先生からオンラインで中国語を習っています。
Italkiという言語学習サイトを使用して勉強しています。Italkiはかなり使い勝手が良く、そのうえ、日本のように「スクール」的な感じがありませんし、システムも画一的ではありません。
先生ごとに提示される1レッスン価格に応じて、コマ数やレッスン時間をパッケージとして購入できます。なんというか、レッスン内容もそうですが、システムもインタラクティブ(相互的)なんです。いつも思うのは、何事も日本の教育事業というのは一方通行な印象があります。教師の立場から一方的に教授される、というばかりで自分としてはこういうことが習いたい、やりたいということが制限されます。
先生の教え方も違っていていいし、人によって合う合わないがあって良い。特に言語の学習は「継続」が重要になるので、自分にとってその授業がフィットし継続できるかが大事になります。Italkiのシステムについては別でまた説明したいと思います。

海上貿易に従事していた華僑たち
さて、本日は東南アジアで一般的な「華僑」についての話をしたいと思います。
まず、よく混同される「華人」との違いについてですが、「華人」は移住した現地の国籍のみを取得し土着化した人々のことを言うようです。「華僑」の場合は中国籍も有している人を指すようです。
もともと、福建省(台湾と海峡を挟んで真向かい)の出が多いようです。台湾の本省人たちもそうですし、マレーシアやシンガポールなどに居住した人たちも、大体この辺りの出身者が多いようです。福建省は海に面していて、海上貿易も盛んだったそうです。人口が過密化する中で、海外にチャンスを求めて飛翔する人々が多くいました。
以前のブログ記事でも取り上げましたが、フィリピンのルソン島、マニラには16世紀頃には多くの中国人商人たちがすでに居たようです。メキシコとのガレオン貿易も中国からの銀などが本地スペインへ送られたりしているので、中国人とのビジネスが多く行われていたのでしょう。
また、ムスリムたちが支配していたスールー王国なども中国との貿易で栄えているので、フィリピンと中国との経済的な結びつきは強かったのかもしれません。昔はインコタームズ(国際貿易のルール)などなかったと思うのですが、ちゃんと取引できていたのだろうか、、、
いずれにせよ、このようなバックグラウンドがあるため、華僑たちが事業に長けている人たちであると容易に想像できます。その後、東南アジアの経済を自らの手に占める豪族たちが登場していきます。
フィリピン経済を支配する華僑たち
フィリピンの経済は華僑系の財閥によって支配されているといっても過言ではないくらいフィリピン華僑たちは力を持っています。インドネシアやマレーシアもそうです。
フィリピンでは、SMグループを立ち上げたヘンリー・シー、フィリピン航空を経営するルシオ・タンなどが非常に有名です。なぜここまで財を成すことができるのかというくらい大きな成功を掴んでいる人たちです。
ただ、財閥ともなってしまうと政治との結びつきも生まれ既得権と化していきます。フィリピン人は言語能力も高く、ITスキルも高いのにフィリピンから独自のイノベーションや新しいビジネスが生まれてきていません。
それを考えると、フィリピンはマレーシアやインドネシアから一歩遅れをとっていると思います。

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