
どうも、海外侍の義貞です。
本日は最近話題になっている韓国ドラマ『愛の不時着』をトピックとして、朝鮮戦争の歴史、現代韓国の英語熱などについて紹介していきたいと思います。
韓国ドラマ『愛の不時着』の人気によって、第3次韓流ブームと言われている昨今、『冬のソナタ』が流行った第1次の時はまだ自分は高校生でした。なので最近のBlack PinkやBTS、TwiceやMamamooなどのK-popアーティストたちの隆盛を観ると、時代の変化をより感じられます。先述のエイバ・マックスもBlack Pinkとコラボしたいといっています。
『愛の不時着』は、財閥の令嬢がパラグライダーをやってる時に竜巻に巻き込まれて北朝鮮に不時着し、北朝鮮の兵士に介抱されて韓国へ脱出を試みる中でお互いに愛が芽生えるというストーリーです。
これは現実的にはありえないシナリオですが、現実的にありえない事を妄想するのがロマンスであって、そこに大きい障害があるからこそ、見ている方は感情移入するものです。
そもそも、なぜ半島が分断され別の国になっているのかを知っていこうとすると、いきつくのは『朝鮮戦争』です。朝鮮戦争は、その後のベトナム戦争へも繋がる悲劇的な戦争です。
第二次世界大戦以後、世界の統治を巡ってアメリカとソ連は対立し、冷戦に突入します。日本の植民地支配から解放された朝鮮の所有は、西側のアメリカ、東側のソ連のどちらに属するのかと二つのパワーが争うことになります。そこに、もともと朝鮮を属国としていた中国が介入し、中ソVSアメリカの戦いが始まります。
朝鮮半島は太平洋へ向けて突き出された大陸への架け橋のような場所であり、アメリカとしては、ここに自国軍を配備することで中国とソ連ににらみをきかせたいと常に思っています。
あと一歩のところで中ソ側に占有されるところを、アメリカ&国連軍が挽回し、38度線で膠着してから現在に至ります。
韓国へ旅行した方は分かると思いますが、韓国の都市で電車に乗ると軍隊服を来た兵士たちをよく見かけます。韓国は今でも戦時下なのです。
さらに韓国の経済体制は一部の財閥によって完全に固定化されています。そのため、日本の学生が大企業に入りたいと思うのとは比べものにならないほど、一部の大企業に入るための熾烈な競争が起こっています。
財閥企業は同時にグローバル企業のため、日本では考えられないくらいの高い英語力を要求されており、それゆえ韓国では英語を学習することが必須とされています。
そのため、韓国では早いうちから英語留学が始まり、まずは英語圏であるフィリピンで缶詰になってマンツーマンで学習するというスタイルが一般的になりました。
マニラやセブの学校で英語力を上げてからアメリカやカナダなどのネイティブ圏に行くというルートを取っており、ベイシックレベルならフィリピンで良いという考えです。
そのような考えからみると、韓国の方が日本よりも海外に対してはオープンであると思います。逆にいえば、海外からの巨大な力と国内の巨大な力のサイクルの中で、韓国は外に対してオープンでないとやっていけないというのがあるかもしれません。
Black Pinkのリサはタイ人ですし、Twiceには日本人も台湾人もいます。そのオープンさと多様性を保つ事がk-popを世界レベルまでステージを上げたといっていいでしょう。