
What’s up, guys! 海外侍の義貞です。
僕にはフィリピン人を含めるアジア人の友人も、スペイン人などのヨーロッパ人の友人もいるのですが、やはり距離が近いのはアジア人たちです。
ヨーロッパ人たちとも仲は良いのですが、アジアの友人たちの方が気遣ってくれるというか、面倒見がいいというか、悪く言えばお節介で馴れ馴れしいのかもしれませんが、アジア人たちとの方が波長が合います。
その中でも、絶大的にホスピタリティあるのがフィリピン人です。なぜフィリピン人たちはこうまで明るく世話好きなのか、ということです。
そもそも東南アジアは全体的に家族や親族のつながりが強く、フィリピンは特に大家族だという背景があります。家族で自分たちをケアし、面倒を看るという精神が強い。
またフィリピンが経済的に貧しいため、特に地方などではお互いを助け合う共同体が残っているという面もあります。近所付き合いも深いですし、子供は年長者を敬います。
そのような環境的な面、加えて宗教的な面もあるでしょう。キリスト教徒、その中でもより信仰的、理想的なカトリシズム(カトリック)であるという背景もあります。
フィリピン人の信仰心、愛への理想(ここでいう愛は男女間のものではなく、神学的な愛、隣人愛)があります。
日本にいるフィリピン人たちも、必ず自分の属する教会を見つけてそこに通います。そうではないフィリピン人は少数派です。
そのような生育環境の面、経済的な面、宗教的な面や風土があいまって、フィリピン人の絶大的なホスピタリティを生み出しているといっていいでしょう。そのことを知っている日本人の中では、老後はフィリピン人にケアされたいという人も一定数います。フィリピンでそのような介護者受け入れサービスを行う人たちもいます。
しかし、考えておくべきことは、フィリピン人の感覚は日本人とはだいぶ異なってもいるということです。基本的には、日本人がフィリピン人をコントロールできるとは思わないほうがいいでしょう。愛が強いということは、憎しみも強い面があるからです。
それでも僕はフィリピン人の良い面を見たいと思っています。