
What’s up, guys? 海外侍の義貞です。
本日は、フィリピンの麺料理を紹介したいと思います。
パンシットとは、フィリピンの言葉で「麺」を意味します。
ご存知のように、フィリピンには中国からのSettler(定住者)たちが多いのですが、だいたいは福建の出が多いです。前回のブログ(福建省とフィリピン華僑:https://bit.ly/2ORsegi)
中国移民たちが持ち込んだ食文化で、語源は福建語の「便食」(pian-e-sit)にあるようです。そこから人口に膾炙(かいしゃ)して、今ではポピュラーなフィリピン料理となっています。
私のフィリピン人の友人が振る舞ってくれました。ペルー生まれのスペイン人の友人とも一緒にフィリピン料理を食べるという歴史的な会食でした(笑)
ペルーにもフィリピン料理と同名の「アドボ」があるらしいので、今度はフィリピンのアドボを作り、そのスペイン人に食べてもらいます。その違いのレビューも面白そうですし、ペルーは日系移民も多く、日本人とも歴史的な関わりのある国です。ペルーの歴史についても、おいおいブログでアップします。
さて、パンシットの料理にも色々と種類があります。

麺の種類によって料理名が異なります。
Example
パンシット・カントン(Pancit Canton)
広東風の焼きそば。卵麺に野菜や肉をミックスさせ、醤油ベースの味付け。日本の焼きそばに一番近い。フィリピンでパンシットというと、パンシット・カントンを日本人は思い出す。
パンシット・ミキ・ビーホン(Pancit Miki-Bihon)
ビーフンは米から作られているので、米麺の炒め。日本のビーフン炒めに近い。
ソータンホン(Sotagnhon)
麺は春雨を使用しており、あとはほぼカントンやビーフンと同じテイスト。
「ソータンホン」って名前の響きから中華っぽいですよね。面白いことに、このソータンホンをパンに挟んで食べるようです。「焼きそばパン」のスタイルで、このソータンホンを食べました。
西欧人からすると、この、パンにヌードルを挟むというところが興味深いようです。
麺はアジア文化なので、「麺」を巡る旅というのも面白いなと感じました。タイのバミーやミャンマーのモヒンガーなど、その土地を代表する麺文化があります。
西欧化される以前は、基本的には我々はフォークやナイフを使用していませんでした。
そもそもマックやスタバに入ることすら、現代アメリカナイゼーションのフラット化(トーマス・フリードマン)なので、それはそれでいいですが、「世界はもっと多様であり、歴史的なバックグラウンドがある」ということを、ソータンホンを食べながら思いました。